Client Interviews
企業インタビュー

共に創り、共に成長する。
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AIが実現する
訪問看護効率化
ー 複雑なルート編成問題への挑戦と解決 ー
Recovery International株式会社
代表取締役社長 柴田旬也 さま

1.導入時の課題と相談のきっかけ
貴社が当初抱えていた課題について教えてください。
|訪問看護における効率的なルート編成の課題
訪問看護事業において、以下のような複数の変数が絡む状況に直面しておりました。
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約150名の患者様に対し10名前後の看護師が対応
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看護師のシフト、訪問看護経験、得意分野など個々の特性の違い
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患者様ごとの要望(例:「この曜日を希望したい」「女性看護師を希望等」)特定の条件を希望
また、ルート作成担当者のスキルのばらつきや、「なぜこのルートにしたのか」という意図が十分に共有されない点が、納得感の欠如という課題につながっていました。
|弊社にご相談いただくことになったきっかけを教えてください。
私たちは課題を解決するアプローチとして量子コンピュータ技術に注目していました。
そんな中でこの分野に詳しい方々に相談していたところ、CEOの井上さんと出会いました。井上さんは量子コンピュータについて深い知識をお持ちで、さらにAIにも精通されていると伺い、相談させていただいたのがきっかけです。また、他社と比較してコスト面でもバランスが良かったのが決め手となりました。
2.課題に対するアプローチ
|弊社とのプロジェクト開始後、どのようなアプローチを取りましたか?
プロジェクトはシステム開発と同様のアプローチで進めていきました。お互いの専門分野について知識を共有し、足りない部分を補い合うことで効率的に進めることができました。特に初期段階では、私たちの業務フローを詳細に説明し、Elith社にも訪問看護の特性を理解していただくことを重視しました。
|弊社の提案やサポートについて、どのように感じましたか?
最も印象的だったのは、Elith社が訪問看護の分野に詳しくなかったにもかかわらず、私たちの説明を聞いた後には倍以上の解像度で理解し返してくださったことです。私たちが曖昧に説明した内容も、より具体的な形で整理して提案してくださり、毎回のミーティングで期待感が高まるコミュニケーションができました。
|予期しなかった課題や困難があれば、それをどのように乗り越えたか教えていただけますか?
あるのかもしれませんが、特に予期しない困難な状況に陥っている認識はありません。
プロジェクト全体を通して常にオープンなコミュニケーションを心がけていましたし、Elith社のチームは妥協することなく、常に「どういったことが可能か」を積極的に提案してくださいました。同時に自分たちも意見を出しているので、問題が生じた際も、すぐに話し合いの場を設けることで円滑に解決できました。
3.成果や効果について教えてください
|プロジェクトの結果として、どのような成果が得られましたか?
期待以上の成果を感じています。当初の課題として挙げた変数の多さ、複雑さがある中で、「これは実現できないのではないか」と懸念していた部分も、見事に解決策を提示していただきました。
特に印象的だったのは、現代のAI技術の可能性を実感できたことです。「AIはここまで複雑な問題も解決できるのか」という新たな発見があり、大変満足しています。
定量的・定性的な成果について言えば、まだ開発途中ですが、業務効率の向上は確実に見込まれるため、期待値は高いです。
特にルート作成の担当者間での品質のばらつきが解消されることで、全体的なユーザー満足度も高まると考えています。
4.今後の展望があればお聞かせください
|弊社との協業が、今後のビジネス展開にどのように役立つとお考えですか?
今回開発したシステムをSaaS化していくことを検討しています。私たちの訪問看護事業だけでなく、同じような課題を抱える業界の方々にもこのソリューションを提供できれば、より多くの現場が効率化されるのではないかと考えています。
5.Elithに対するご意見やメッセージがあれば、お願いいたします
プロジェクト全体を振り返って、最も印象に残ったことは、社外の方なのに社内スタッフ以上に業務への理解が早く、洞察力に優れていた点です。このおかげでプロジェクトが非常にスムーズに進行し、議論もテンポよく 進めることができました。他企業へElith社をおすすめする際は、AIの可能性を最大限に引き出せる専門性の高さをぜひ伝えたいと思います。「まずは相談してみる価値がある」と自信を持って言えます。

ElithからRecovery International株式会社様へのメッセージ
このたびは貴重なインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。
訪問看護における複雑なルート編成の課題に対して、共に解決策を模索できたことを大変嬉しく思います。
インタビューで語られていた通り、訪問看護の特性や業務フローについて詳しく説明していただいたおかげで、弊社としても深い理解を得ることができました。オープンなコミュニケーションを常に心がけていただいたこと、そして複雑な問題に対しても前向きに取り組んでいただいたことに深く感謝申し上げます。私たちElith社にとっても、AIの可能性を現実のビジネス課題に適用できる素晴らしい機会となりました。

Recovery International株式会社
本社所在地
〒160-0023
東京都新宿区⻄新宿 6-1
Recovery International株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柴田旬也、証券コード:9214)は、東京都を中心とする全国30拠点にて、訪問看護サービス事業を展開しています。 「もう一人のあたたかい家族」を企業理念に掲げ、在宅医療領域で最大限に時間を活かす仕組みを提供し、チームで“いきいき”と働く人を増やすことを目指す企業です。
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